広告宣伝費とは
事業の販売促進を見込んで広告を作成したり宣伝したりした時にかかる費用のことです。新聞折込やネット上での広告など最近は宣伝の方法が多様化していますね。
具体例
・パンフレット
・会社案内冊子
・ポスター作製
・チラシ作成
・落ち込みチラシ
・広告用写真撮影
・メールマガジン
・ホームページ作成
・インターネット広告
・テレビ、ラジオ広告
・CM作成
・看板
・電車広告
・社名入りうちわ(Tシャツ・カレンダー・エコバック・タオル・ティッシュなど)
・賞品、賞金
・スポーツ大会などの協賛金
・文化祭などの協賛金
など挙げていくとたくさんありますね。思いつく限り書いてみましたがあまりに多いのでこの辺で勘弁してください。
仕訳方法
チラシの作成料金を振り込んだ
(借)広告宣伝費 1000 (貸)普通預金 1000(摘要)チラシ作成
チラシの作成はもちろんそれを配送するのも「広告宣伝費」になります。新聞折込も各家庭にチラシを配送しますが「広告宣伝費」です。
年末年始の挨拶用に社名入りカレンダーを作成した
(借)広告宣伝費 10000 (貸)普通預金 10000(摘要)カレンダー作成
取引先にプレゼントすることを考えると「交際費」と迷ってしまいますが、これは「広告宣伝費」で大丈夫です。「広告宣伝費」は不特定多数の人を対象にします。カレンダーなら多くの人に配れますからね。
メルマガ発行手数料を支払った
(借)広告宣伝費 1000 (貸)普通預金 1000(摘要)メルマガ発送
最近は会社や事業所でメルマガを発行して読者を集める手法がありますよね。メルマガを発行する、メルマガを送る、送信リスト管理など宣伝に使うメルマガ関係の費用は基本的に「広告宣伝費」に集約させていいです。メールだからネット関係で「通信費」のイメージも出てきますが今回の場合は「広告宣伝費」ですかね。ただ、継続摘要していれば「通信費」でも問題ないですよ。
大型看板(50万円)を設置した
(借)工具器具備品 500000 (貸)普通預金 500000(摘要)看板作成設置費用
広告のための看板だったとしても10万円以上の金額になってくると資産計上しなくてはなりません。この場合は工具器具備品になります。青色事業であれば30万円未満であれば一度に償却できたりしますし、20万円未満であれば一括償却資産として3年の分割で経費化することもできます。
自社ホームページを作った
(借)広告宣伝費 100000 (貸)普通預金 100000(摘要)ホームページ作成
毎年更新があって、月額固定で支払いがある場合も「広告宣伝費」です。注意したいのは自社ホームページにネットショッピングやネット予約の機能が備わっている場合です。この場合は広告宣伝費ではなく「ソフトウェア」という資産科目で減価償却の対象になります。
まとめ
広告宣伝費もネットの普及によって多種多様になりました。広告の仕方がそれだけ幅広くなってきているということです。ホームページも作って表示させるだけだと「広告宣伝費」ですが、それ以上の機能を付けるとただの宣伝だけではなくなってしまいますものね。
看板とか道端で見ると視線を集めますがやっぱりネットの時代なのでしょうね。きっとこの市場は今後ますます大きくなってくるでしょうね。
__________________________________________
本格的に決算や申告、節税対策を始めたい方
↓
申告や決算、節税対策専門の税理士は「税理士ドットコム」で相談できます(無料)
__________________________________________