未払金とは
本業以外の取引代金でまだ支払っていないものを言います。似ている科目に未払費用や買掛金がありますが、未払金には未払金の役割があります。正直なことろこれらが混同したからと言って何かペナルティがあるわけじゃないのですが、知っていると鼻が高いかなという程度ですね。
具体例
・消耗品費購入の未払
・資産購入の未払
・有価証券購入の未払
などがあります。非継続的な役務の提供に対する未払をいうのですが、なんだかよくわからないですよね。消耗品や資産購入は一回利用したらしばらく取引しないですよね。こんなイメージです。
買掛金との違い
未払費用との違い
継続的な役務の提供に対する支払いは未払費用です。具体的には給料や利息、リース料、家賃、保険料などです。毎月定期的に利用しているものは未払費用と考えていいでしょう。
代表者への未払金が払えないとき
中小企業だと社長がポケットマネーで会社の経費を立て替えるということが良くあります。悪く言えば会社のお金と自分のお金が分離できてないことなのですが、実務的にはよくあることなのです。この時も社長への未払金として処理するのですが、会社の資金繰り敵にすぐに精算できないことがあります。この時は役員借入金や短期借入金勘定に振り替えてしまいましょう。
一度未払金として計上しないで、すぐに役員借入金として仕訳をしてしまうこともありだと思います。ただ、理想はすぐに精算してしまうことですね。
仕訳方法
自動車を購入して代金は翌月に支払う
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
車両運搬具 | 100万円 | 未払金 | 100万円 | 自動車 |
パソコン3台を業務用のクレジットカードで支払った
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
消耗品費 | 18万円 | 未払金 | 18万円 | パソコン3台 |
まとめ
未払金は未払費用や買掛金と混同してしまいがちですが、間違えたからと言って特にペナルティもありません。税金計算上も間違いはないですし、決算書上の表示も同じ流動資産に出てきますからね。知っていれば自信になる程度の感じです。一応会計基準で決まっていますがね。どこまで厳密にやる必要があるかって話です。
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