取引内容等
仕入をしたときに相手が指定した支払期日前に支払いができたら、代金が安くなったということがあります。あんまり頻繁にあることではありませんが、相手がお金に困っていて早めに払ってくれたら安くしますよというような感じですね。別に困ってなくても割引してくれるところもありますが、、、
こういう時は割引きを受けたタイミングで処理をします。仕入割引(営業外収入)という勘定科目をつかいます。
わざわざ区別する理由
早く支払うということは早くお金が動くということです。早くお金を動かしてくれた分の利息を払いますというイメージですね。仕入れたものの割引ではなくて利息的な性格だから区別しましょうということです。仕入から直接控除しない方がいいですね。
似たような科目で仕入値引きとは注意しましょう。仕入値引きはたくさん買ったから安くしてもらったというとき等に使います。
勘定科目と仕訳
商品を買った時(掛け取引)支払いは翌々月の約束
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
仕入 | 200万円 | 買掛金 | 200万円 | ○○商事 〇月分仕入 |
商品を買った時(掛け取引)支払いを約束よりも1ヶ月早くしたことで、割引してもらった。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
買掛金 | 200万円 | 普通預金 | 195万円 | ○○商事 〇月分仕入 |
仕入割引 | 5万円 | ○○商事 〇月分仕入割引 |
まとめ
利息分だから仕入割引として区分することはいいのですが、この低金利の時代に早く払ったからと言って割引してくれる企業がどれだけあるのでしょうか?
正直、実務で見たことないんですよね…私だけかしら
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