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機械装置とは

主に工場で使用する加工や製造、運搬などの業務に使うための機械や装置のことを言います。身近にあるものってだいたい機械ですから、なんでも機械装置にしたくなりますけれど、器具備品とかと混同しがちですので分類に気を付けないといけなくなります。

機械装置は特別償却や税額控除の対象になるものもあり、節税対策として利用されることが多い固定資産です。

具体例

・製造機械
・加工機械
・購入手数料
・設置費用
・生産設備
・加工設備
・クレーン
・コンベヤー
・厨房設備
・プレス機
・業務用冷蔵庫

など、機械装置に該当するものはたくさんあります。
購入手数料や設置費用などの付随費用も取得価格に加えますので注意しましょう。

工具器具備品と間違えやすい

正直なところ機械装置と工具器具備品の違いが明確に定められているわけではありません。可動式でどこでも使用できるものは工具器具備品で、大規模な設置が必要だったりします。

ぶっちゃけ耐用年数さえ合っていれば税務上のリスクがあるとは思えませんし、勘定科目の違いで何かペナルティが下るということは考えにくいです。恥ずかしいくらいかな。

厨房設備をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。レストランとかで厨房が見えるときは眺めてみてください。業務用の冷蔵庫やフライヤー、食器洗い機は機械装置に該当します。でも、同じ冷蔵庫や食器洗い機も一般家庭用のものとは違いますよね。一般家庭用のものは工具器具備品に該当します。

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仕訳方法

製造用の機械を購入して、取付設定費用と一緒に振込をした

借方科目 金額 貸方科目 金額 摘要
機械装置 100万円 普通預金 130万円 製造機械 本体
機械装置 30万円 製造機械 設置費用

設置費用は取得費用に加算しますのでこの場合は本体価格と設置費用を合計した130万円が取得価格になります。

まとめ

機械装置は種類が多いので区分間違いから耐用年数を間違えたりとミスもパターン化されています。注意するところを注意すれば問題ないでしょう。通常の耐用年数以外にも特別償却や税額控除の対象になる機械装置がありますので、経理処理や税務申告の方が注意が必要かもしれません。

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